総合建設業各社様はじめ協力業者皆様の尽力のもと、おかげをもちまして弊社も創業から31年を迎えることができました。
移り変わりが激しい社会の変化と共に弊社へのニーズも年々多岐にわたるようになり、それゆえ逆にシンプルな思考で「安定より挑戦」として挑む毎日であります。その中で、目標へ向かって決してあきらめない心の体力こそが、会社や個人の成長にとってとても大切であるとの思いに至りました。
例えば、今建設業界が直面している問題として、職人や社員の高齢化があります。誰しもが年を取る中、その中で得た経験を活かすこと。そのための社内組織の構築が急務となります。そして社員の若返りが必要となる中、社会状況が急速にグローバル化している状況をチャンスと捉え、弊社では雇用において近隣諸国に広く視を向け、日本に不馴れな外国人の方でも
安心して入社して頂けるよう、受け入れ体制を充実させる方針に舵を切りました。
では、私ども中小企業に求められることは何か?大企業に勝るべきものを考えたところ、やはり決め細かな小回りが強みになるのではないか?との考えに至りました。
外国人の受け入れにあたり最も重要であるのはコミュニケーションであり、現場での安心・安全も意思疎通があってこそ得られるものです。それは精神衛生上においても必要不可欠あり、信頼関係の構築においても非常に大事なことだと考えております。
具体的な支援対策としては、通訳社員の配置、日本語教育時間の確保、職場間での懇親会やイベントの定期開催、母国現地での御家族を交えた交流機会の実現、帰国した後の人生設計支援など、受入れ社員ひとり一人のファーストを心掛け目標達成に邁進してまいります。
また異国の文化に触れる事により、相互の理解が深まります。それらの過程で、我々日本人の凝り固まった概念に”気づき”をもたらし柔軟性が自然と育まれて新たな価値の創生や価値の見直す視が養われていきます。それは日本人社員が良い影響を受け、お互いの成長にもつながり、好循環が期待できます。これらから創り出されるエネルギーと笑顔は弊社を支えるとても重要なものと思います。
さらにもうひとつ、女性が活躍する場を積極的に創るべく、女性社員をより多く採用していきます。
かように打破すべき課題は数あれど、一人ひとりの夢の実現のために、弊社は挑戦し続けてまいる所存です。
誠勝建設株式会社
代表取締役 植村百恵